宮古島は“海だけ”じゃない!宮古島の歴史や文化を巡る「歴史旅」

沖縄
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はじめまして、ちょっと変わった旅をする事が大好きなyuppi です。

このブログは、旅行好きな方やちょっと変わった旅をしたい方、旅行でどこにいこうか迷っている方などに向けて発信しています。

エメラルドグリーンの海に囲まれた宮古島。その絶景に心奪われる人は多いですが、実はこの小さな島には、琉球王国とのつながりや独自の文化、そして戦争の記憶など、深くて濃い“歴史の物語”が隠されていることをご存知でしょうか?

この記事では、観光ガイドにはあまり載っていない宮古島の歴史的背景や島を歩いてこそ出会える歴史スポットを旅行好きの視点から分かりやすく解説しています。

一歩踏み込んだ「歴史旅」が、あなたの宮古島の思い出をもっと特別なものにしてくれるはずです。

宮古島は沖縄の観光地として有名な離島だよね。

宮古島の歴史?
どんな歴史があるのだろう!?

宮古島の歴史、なんだか気になるね!
歴史が学べるスポットってあるのかな?

宮古島の歴史について興味を持って頂きありがとうございます。宮古島の歴史を感じる旅をぜひ楽しんでみてください。

この記事はこんな方におすすめ!

  • 宮古島の歴史や文化に興味がある方。
  • 宮古島の歴史スポットを巡りたい方。
  • 宮古島リピーターの方。
  • ファミリー・親子連れの方。
  • 一人旅・大人旅が好きな方。
  • ブログやSNSで旅の深さを発信したい方。

宮古島とは? 宮古島の特徴!

宮古島(みやこじま)は、沖縄本島から南西に約300km、八重山諸島の北東に位置する宮古諸島の中心的な島で、独自の文化と美しい自然を誇る島です。

1. サンゴ礁でできた島
石灰岩でできた「サンゴ礁の隆起島」で、川が存在しないという珍しい特徴があります。そのため雨水は地中にしみこみ、透明度の高い海が形成されています。

2. 海の美しさは日本トップクラス
「与那覇前浜ビーチ」「砂山ビーチ」「イムギャーマリンガーデン」など、白砂とエメラルドグリーンの海が広がります。

3. 独自の文化・言葉
宮古方言(ミャークフツ)は、琉球語の中でも非常に独特で、沖縄本島の言葉とも異なります。伝統行事「パーントゥ」など、ユニークな神事や風習も残っています。

4. 橋で繋がる周辺の島々
「池間大橋」「伊良部大橋(日本最長の無料橋)」「来間大橋」など、美しい橋で周辺の離島(池間島・伊良部島・来間島)とつながっています。

宮古島の海
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あまり知られていない宮古島の歴史とは?

【古代〜琉球王朝時代】
〈先史時代〉
宮古島にも古くから人が住んでおり、貝塚や石器などの遺跡が発見されています。

〈琉球王国への服属(1500年頃)〉
宮古島と八重山諸島は、琉球王国によって征服され、年貢(貢納)を納める体制に組み込まれました。
特に「人頭税(にんとうぜい)」という重税が課され、島民の暮らしを長年苦しめました(※1903年に廃止)。
【近代以降】
〈明治時代〉
琉球処分を経て沖縄県に編入。島の社会構造や産業も徐々に変化していきます。

〈戦時中〉
沖縄戦では直接的な戦火は少なかったものの、多くの住民が疎開や物資不足で苦労しました。

〈戦後〜現在〉
サトウキビや農業、そして観光業を基盤に、経済が発展。離島ならではの課題(人口減など)を抱えつつも、観光地として人気が上昇しています。

宮古島の歴史や文化を味わえるおすすめスポット

【宮古島リピーター向け】歴史を切り口にしたスポット

宮古島の観光地はもう行ったし、海やグルメはすでに楽しんだという方。
ビーチやグルメは一通り体験済みのあなたにこそ、ガイドブックにあまり載っていない“物語のある場所”を訪れてみてはどうでしょうか?
「島の本質」に触れる旅、歴史を切り口にした宮古島旅は新たな感動をくれるはずです。

仲宗根豊見親(なかそねとぅゆみゃ)のお墓

仲宗根豊見親は、15世紀〜16世紀の宮古島における実質的な支配者で英雄的存在です。
琉球王国時代に宮古島を治めた伝説の人物の墓で現地では今も尊敬されています。

【仲宗根豊見親のお墓のおすすめポイント】

圧巻のスケールと石造美・写真に収めると石の荘厳さ×自然の緑が調和して、重厚感のある「映える一枚」に。
・石の色合いや苔、風化具合が時の流れを感じさせる美しさ。
宮古島の「王墓」クラスの格式・仲宗根豊見親は実質的な「宮古島の王」的存在であり、その墓も格式が高いです。
・琉球王族と同等レベルの墓が、宮古島で見られる数少ない場所です。
 観光客が少ない穴場スポット・観光地としてあまり知られていないため、静かにじっくり見ることが出来ます。
・人混みがなく、歴史や空気感を感じながら撮影や散策が出来ます。
 歴史×スピリチュアルな雰囲気・周囲は静けさに包まれ、心を落ち着かせて歴史に触れられる特別な場所。
・地元では今も「神聖な場所」として語り継がれています。

【ワンポイントアドバイス】

・宮古島市街地(平良)から車で10分程度。
・駐車場なし(路肩などに一時駐車)
・神聖な場所なので、帽子を取る。大声で話さないなどマナーを守りましょう。
場所仲宗根豊見親のお墓
住所沖縄県宮古島市平良西仲宗根3-4(MAP)
営業時間24時間

大和井(やまとがー)

大和井(やまとがー)は、宮古島に現存する代表的な「石造井戸(がー)」の一つであり、歴史的価値と写真映えを兼ね備えた隠れた名所です。
「がー(カー)」は、宮古島の方言で「井戸・湧水地」のこと。

水不足に悩んだ宮古島の人々にとって、井戸は命の源であり、特にこの大和井は、村人たちが共同で使用する最重要水源だった。
規模・構造の美しさから、宮古島を代表する井戸建築と称されています。

【大和井のおすすめポイント】

 石段とアーチの造形美が映える・石を丁寧に積み上げて作られた階段と井戸口は、まるで中世ヨーロッパの遺跡のような雰囲気で下から見上げる構図が見応え抜群です。
 歴史×スピリチュアルな雰囲気・古代からの「命の水源」としての神聖な空気が漂い、地元では「清らかな水の聖地」として大切にされている場所です。
 観光客が少ない穴場・知る人ぞ知る場所で、混雑が少なく、ゆっくりと静かな時間を楽しめます。
・散策や写真撮影にもぴったりな、落ち着いた空間です。
 徒歩圏で行ける歴史スポット・宮古島市街地から車で5分、徒歩でもアクセス可能です。
・他の歴史スポット(仲宗根豊見親の墓、宮古神社など)と合わせて歴史散歩コースとして楽しめます。

【ワンポイントアドバイス】

・小さな無料駐車スペースあります。
・階段がやや急なので、滑らない靴で訪問をしよう。
・神聖な場所なので、大声や飲食は控えましょう。
場所大和井(やまとがー)
住所沖縄県宮古島市平良西仲宗根353-1(MAP)
営業時間24時間

【子連れやファミリー向け】自由研究にもぴったりな「歴史×体験」スポット

子どもと一緒に学びのある旅をしたい方。
歴史的建造物や戦争の跡地などは、自由研究や社会学習の題材にもなり、親子で「考える旅」を楽しめます。ただ見て回るだけでなく、歴史や昔の暮らしを体感できる場所なので子どもも大人も楽しめます。

宮古島市総合博物館

宮古島市総合博物館は、昔の暮らしや民族衣装、戦争の記録まで親子で学べる展示がたくさんあります。
島の歴史・文化・自然を総合的に学べる施設として、地元住民にも観光客にも人気の場所です。

1. 多彩な常設展示
・第一展示室では、先史時代から太平洋戦争までの島の歴史を、考古遺物や古文書、民具、衣装で紹介。ピンザアブ洞人の人骨レプリカやミヤコノロジカ(絶滅種)の骨格、そして祭礼「パーントゥ」の実物大模型など、迫力ある展示が揃っています。

・第二展示室では、宮古馬の剥製、野鳥など島固有の自然、宮古上布など工芸品を、ジオラマや標本・模型を交えて分かりやすく展示されています。

2. 体験・映像展示
・シアターでは郷土芸能や伝統行事、太平洋戦争時の地下壕映像を上映。
・ワークショップでは、子ども向け講座など、学びに参加できる体験型プログラムも充実しています。

3. 特別展・企画展
・中央ホールでは季節やテーマごとの展示が年数回開催。地元文化やアート、自然などテーマを深掘りした内容でリピーターにも好評です。

4. 学びの場としても充実
・図書室や資料閲覧室があり、じっくり学びたい人にもぴったりです。

【宮古島市総合博物館のおすすめポイント】

①島の“コア”に触れる体験宮古馬・絶滅種・古人骨など、島特有の歴史・自然を直感できる展示。
②家族で楽しめる子どもも興味を持ちやすいジオラマや映像が多く、雨天時のお出かけにも最適です。
③アクセス良好宮古空港から車で5〜10分、熱帯植物園と隣接。周辺施設とセットで楽しめます。

宮古島市総合博物館は、「宮古島を知る」にはとても良い場所です。観光の合間に、島の歴史・自然・文化をじっくり学びたい方や家族連れの方にもおすすめの場所です。

場所宮古島市総合博物館
住所沖縄県宮古島市平良東仲宗根添1166-287(MAP)
営業時間9:00〜16:30
定休日月曜日
入館料大人300円。高校・大学生200円。
小学生・中学生100円。

※小・中・高校生で、土曜日・日曜日、春休み・夏休み・冬休みの期間は入館料無料。

人頭税石(じんとうぜい いし)

宮古島市平良・荷川取(にんがとぅり)付近に建つ「人頭税石」は、宮古・八重山地方の島民に課せられた過酷な人頭税の歴史を今に伝える、象徴的なモニュメントです。

1.高さ約143cm・ゴツゴツした石柱
地元では「ぶばかり石」「賦測石」と呼ばれ、背丈がこの石を超えると課税対象になったという伝承があります。

2.宮古特有の人頭税に結びつく伝説の石
「人頭税」は1637年から1903年まで15~50歳の男女に穀物や布で課された税で、労働力・年齢等を問わず固定額だったことから、「世界でもっとも残酷な税」とも評されています。

3.伝承と学説の交錯
民俗学者・柳田國男が伝承を記録し全国的に知られるようになりましたが、実際に身長基準で課税された記録はなく、戸籍制度が16~17世紀には整備されていたため、「象徴的指標」だった可能性が高いとされています。

4.本来の用途は別説も
天体観測の基準点、霊石信仰など、課税とは無関係に使われた可能性も指摘されています。

【人頭税石のおすすめポイント】

宮古島の暗い歴史に触れられる貴重な場所観光名所ではなく地元の日常道沿いにひっそりと佇む姿は、リゾート地としての宮古島の別側面を感じさせます。
学びや旅のアクセントに最適わずかなスペースに立つ石柱が語る歴史から、課税制度や島民の暮らしを想像し、文化的視点で旅を深められます。
周辺歴史スポットとセットで周遊可能近くには漲水御嶽(うぷうたき)や仲宗根豊見親の墓など、宮古の歴史や信仰に関わるスポットが点在します。
アクセス良好&気軽に立ち寄れる平良港から徒歩10~15分、宮古空港から車で約12分。道路沿いの看板もありますが見逃し注意です。

「人頭税石」は単なる石柱ではありません。課税制度の象徴として、島民に家族単位・地域単位での共同責任を強いた時代を映し出す小さな歴史遺跡です。身長で課税対象とされたかは定かではないものの、先人たちの苦境と抵抗の物語を今に伝えています。宮古島の奥行きを感じたい旅行者に、ぜひ立ち寄ってほしいスポットです。

場所人頭税石
住所沖縄県宮古島市平良荷川取90(MAP)
営業時間24時間

【一人旅向け】静かな史跡で心を整えるスポット

一人旅でゆったりと過ごせる場所や静かに過ごしたい、心を落ち着けたい方。
旅のスタートにパワーをもらいたい方。
歴史と文化に興味がある方。

にぎやかな観光地から少し離れ、歴史の空気が漂う場所で自分と向き合う時間を持つことができます。
宮古島の“時間の流れ”を感じながら、自分と向き合う旅になります。

宮古神社

宮古神社は、宮古島の中心地・平良(ひらら)に鎮座し、日本最南端の神社として知られる格式ある神社。地元の人々に古くから慕われる信仰の場であり、観光客にも人気のスポットです。

1.日本最南端の神社
1590年に波上宮(那覇)から熊野三神を勧請して創建され、県外の神社本庁包括下では唯一、沖縄本島以外にある神社です。

2.六柱の神々を祀る
・熊野三神(伊弉冉尊、速玉男尊、事解男尊)
・豊見親三神(宮古の統治者三柱:與那覇恵源命、目黒盛定政命、仲宗根玄雅命)
これにより、島の統治と開運を司る神々への信仰が込められています。

3.沖縄建築と本土技術の融合
本殿は2010年に再建され、琉球赤瓦の屋根に千木・鰹木、そして屋根頂に鴟尾(しび)が据えられています。釘を一本も使わず、ほぞ組みで建てられたヒノキ造りの社殿は、沖縄と本土の融合美が際立ちます。

4.沖縄風のしつらえ
境内は芝生が敷かれ、狛犬ではなく“狛シーサー”が配置。南国らしい彩りとあたたかな雰囲気が魅力です。

5.漲水御嶽との連携
神域は宮古創世神話ゆかりの漲水御嶽の近くにあり、参拝後は御嶽へ足を運び、島の原風景と信仰に触れることができます。

【宮古神社のおすすめポイント】

開運・金運・商売繁盛のご利益金運上昇や商売繁盛、さらには縁結びや家内安全・五穀豊穣・無病息災のご利益を求めて参拝する人が絶えません。
御朱印・お守り御朱印や鮮やかな御朱印帳、個性的なお守りも人気です。
季節の祭事と交流毎月1日・15日には月次祭が行われ、地元の方と交流できます。例祭ではエイサー・獅子舞・大世栄舞など奉納芸能も楽しめ、地域の熱気と伝統を体感できます。
景観も魅力境内は高台に位置し、平良港や伊良部大橋方面を見渡せる絶好のロケーション。朱色の屋根と青空・海のコントラストはとても綺麗です。

宮古神社は「南国らしさ × 神聖な雰囲気」を味わえる貴重な聖域。島の信仰と歴史が色濃く残り、ご利益を求める参拝にも、旅のパワースポット巡りにもぴったり。漲水御嶽とともに、宮古島の心に触れる旅の起点としてぜひ訪れてみてください。

場所宮古神社
住所沖縄県宮古島市平良西里5-1(MAP)
営業時間9:00〜17:00

宮古神社

ドイツ皇帝博愛記念碑

ドイツ皇帝博愛記念碑は、地元住民の博愛精神とドイツとの歴史的交流を今に伝える重要な史跡です。

・1876年建立の歴史ある記念碑
ドイツ皇帝ヴィルヘルム1世の命により、1876年3月20日に漲水(現・平良港近く)の丘に建立。3月22日に除幕式が行われました。

遭難救助のエピソード
1873年、ドイツ商船ロベルトソン号(R.J. Robertson)が宮古島近海で座礁。島民は34日間にわたり船員8名を看護し、無事帰国させました。

多言語碑文が示す国際交流
碑の表面上段にはドイツ語、下段と裏面には中国語で当時の出来事と感謝の言葉が記されています。

県指定の史跡
1956年(昭和31年)に沖縄県指定の史跡として登録されており、文化的価値が高く評価されています。

【ドイツ皇帝博愛記念碑のおすすめポイント】

宮古島×欧州交流の歴史に触れるスポット日本では珍しい、ドイツ皇帝による記念碑という国際的歴史遺産。島民の博愛と真心が整えられた証として、絶好の“歴史物語”スポットです。
観光ルートと組み合わせやすい立地平良港から車で約3分、宮古空港から約15分とアクセス良好。徒歩やドライブ中に気軽に立ち寄れます。
隣接施設とのコラボ観光に最適1996年開設の「うえのドイツ文化村」では、マルクスブルグ城を模した博愛記念館やドイツ文化体験が可能。記念碑と一緒に回ると往時の雰囲気がより深まります。
無人&静かな史跡で散策感覚小さな丘にひっそり建つこの碑は、人混みのない静かな環境で、散策と学びを兼ねた旅のアクセントにぴったりです。
写真映え&“小さな異国”感アップ歴史的碑文と緑に囲まれた立地は、のどかでありながら控えめに異国情緒を感じさせ、フォトスポットとしての魅力もあります。
沖縄にいながらヨーロッパ風の風景と歴史を味わえるレアスポットです。

ドイツ皇帝博愛記念碑は、宮古島とドイツの友情の象徴であり、地域の優しさと国際的なつながりを伝える非常にユニークな史跡です。
平良港や文化村とセットで巡ることで、観光だけでなく深い歴史と心のつながりも味わえるおすすめスポット。宮古島旅行にぜひ加えてみてください。

場所ドイツ皇帝博愛記念碑
住所沖縄県宮古島市平良西里182-4(MAP)

【写真好き向け】宮古島の歴史スポット

単なる絶景写真ではなく、「知識と体験」を組み合わせた旅の記録を発信したい方に最適です。
“語れる旅”の素材として、歴史スポットは非常に魅力的です。

長間浜の夕陽+伝説の巨石「ナナガン」

長間浜(ながまはま)と伝説の巨石「ナナガン」は、宮古島を望む来間島の夕陽スポットとして人気のエリアです。

長間浜の特徴
1.真っ白でさらさらの砂浜
北西向きに約700 m続く真っ白な砂浜は、透明度の高い“来間ブルー”が魅力。観光地化されておらず、穴場ビーチとして静かな空間が広がります。

2.絶景のサンセットビュー
水平線に沈む夕陽を一望でき、オレンジから紫に移ろう空と海のグラデーションを静かに堪能できます。

3.自然そのものの遊び場
シュノーケリングOK。クマノミマンションと呼ばれるスポットでは、小型熱帯魚と出会えることもあります。

4.設備はなし、自己責任で楽しむビーチ
トイレ・シャワーなど一切なし。休憩や安全面は自己管理が必要です。

場所長間浜(ながまはま)
住所沖縄県宮古島市下地来間484-1(MAP)
営業時間24時間

【伝説の巨石「ナナガン」の特徴】
「ナナガン」は巨石伝説が残る岬の愛称で、公式名称ではありません。来間島南端の小高い崖にある、迫力ある天然岩場と夕暮れの景観が“巨石の祭壇”のようと呼ばれています。

1.崖と岩場が織りなすフォトジェニックスポット
荒々しい岩肌の崖と水平線が組み合わさる神秘的な景色は圧巻。特に夕方のシルエットはドラマチック。

2.伝説とのロマン
名称は口伝に依るため資料は少なめですが、「巨石=祭祀跡」「ナナガン(祭壇)」など自然と信仰が交わる象徴として、地元の古い言い伝えが感じられます。

3.静かな夕景散策にぴったり
人通りが少なく、ビーチと違った静寂で神聖な雰囲気。長間浜とセットで回ると、全く異なる“夕陽モード”が味わえます。

長間浜では自然そのままの白砂ビーチでリラックス&シュノーケリング、夕陽&星空まで楽しめます。一方「ナナガン」の崖絵画的な夕景は、静かで荘厳な時間を求める人にぴったり。
両方巡れば、宮古島の“癒し×神秘”が1日で体感できる旅に。写真目的でも自然の風景でも大満足間違いなしのおすすめスポットです!

漲水御嶽(はりみずうたき)

漲水御嶽(はりみずうたき)は、宮古島・平良地区にある、島でもっとも格式ある御嶽で、市内でも珍しく一般人が自由に立ち入れる聖域です。

・創世神話ゆかりの拝所
神話の男女神・古意角(コイツノ)と姑依玉(コイタマ)が降臨した地とされ、宮古島創世にまつわる由緒深い場所です。

・蛇婚伝説が語り継がれる“神話の舞台”
人間の娘と蛇神の結婚を描く伝承が残り、強い霊的エネルギーを感じるスピリチュアルスポットとされています。

・1500年築造の石垣(戦勝祈願記念)
南側の石垣は、宮古の領主・仲宗根豊見親が八重山の乱で平定後に築いたもので、当時の石工技術が伺える貴重な市指定史跡です。

観光客も立ち入れる御嶽
沖縄地方の御嶽では一般立ち入りが禁止のことが多い中、漲水御嶽は数少ない“オープン”な存在です。

【漲水御嶽のおすすめポイント】

パワースポット好きにぴったり神話の息づく聖なる空間で、心静かに内省やエネルギーチャージが可能です。
歴史と信仰に触れる散策石垣や拝所をじっくり眺めながら、古代の石工文化や琉球信仰の歴史を感じられます。
市街地近く&徒歩アクセス良好平良港から徒歩10分程度、駐車場はありませんが散策ルートに組み込みやすい立地です。
写真映え&心を落ち着ける場所神殿とガジュマルの木々が織りなす緑の中の御嶽は、フォトジェニックでありながら心が鎮まる風景を撮ることが出来ます。
周辺史跡とのセット巡り仲宗根豊見親の墓など、市街地の歴史スポットと合わせて、文化・信仰のルートを豊かに楽しめます。

漲水御嶽は宮古島の始まりと信仰が込められた、島内屈指のパワースポット。市街地にありながら、神秘と静寂に包まれたスピリチュアルな空間で、歴史好き・信仰探訪者・自然好きまで幅広い人におすすめです。島旅の心に残る、特別な一箇所になると思います。

場所漲水御嶽
住所沖縄県宮古島市平良西里 (MAP)
営業時間24時間

まとめ

今回紹介した宮古島の歴史スポット!
宮古島の歴史や文化に触れることで、旅の満足度がぐっと上がり、琉球王国との関係や島独自の文化・戦争遺跡などを知ることで、旅の価値が何倍にも深まります。
歴史は、旅に「深み」をくれます。

「ただ楽しかった」だけで終わらない、心に残る旅。
海や自然と合わせて、次はぜひ知る旅を体験してみてください。
きっと、宮古島がもっと好きになります。

宮古島の歴史や文化を知り、より宮古島が好きになったよ。
ありがとう!

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