はじめまして ちょっと変わった旅をする事が大好きなyuppi です。
このブログは、旅行好きな方やちょっと変わった旅をしたい方、旅行でどこにいこうか迷っている方などに向けて発信しています。
沖縄本島北部には、美ら海水族館や古宇利島など、観光客に人気の定番スポットが数多く存在します。しかし、その周辺にはまだまだ知られていない、地元民しか知らないような穴場の名所や絶景スポットが点在しているのをご存知ですか?
今回の記事は、沖縄といえば◯◯というイメージとは少し変わった観光地や有名な観光地の近くにある穴場スポットなどを紹介しています。
沖縄のあまり知られていない場所や魅力を味わえると思います。また、混雑を避けて、沖縄の本当の魅力に出会いたい方にぴったりの内容です。
沖縄の穴場スポット!

沖縄には有名な観光地ってたくさんあるよね。
今まで沖縄には何度も行っているから有名なところはだいたい行ったよ。

沖縄本島北部だと
・美ら海水族館
・パイナップルパーク
・トロピカル王国okinawaフルーツらんど
・古宇利大橋
・今帰仁城跡などがあるよね

そうだね!
次は、ちょっとした穴場スポットにも行ってみたいなー。

沖縄本島北部には、有名な観光地の近くにも素敵な場所がたくさんあります。そういった穴場スポットにも行ってみると、楽しいと思うよ。
この記事はこんな方におすすめ!
- 観光地だけでなく、観光地だけでなく、地元ならではのスポットを楽しみたい方。
- 沖縄リピーターで人混みを避けた旅をしたい方。
- インスタ映えや自然体験を穴場でゆっくり味わいたい方。
- 家族連れ・カップル・ソロ旅など、静かに沖縄を満喫したい方。
沖縄本島北部!有名な観光地ではなく、その近くにある穴場スポット
美ら海水族館ではなく、その近くにある!?
沖縄にある水族館といえば、美ら海水族館を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか??
そして、近くにある備瀬のフクギ並木もだんだん有名になってきて、観光客も増えて来ています。
美ら海水族館や備瀬のフクギ並木の近くにある穴場スポットは「もとぶ元気村」です。
もとぶ元気村
美ら海水族館から約3km離れた場所にある、もとぶ元気村は海の動物とふれあい、沖縄文化を体験しながら遊べる施設。
イルカと一緒に泳げるプログラムやマリンスポ ーツ、文化体験(紅型染め、三線教室、シーサー作り、沖縄家庭料理作り)など約50種類の様々なプログラムがあり、 多彩な体験が出来る施設です。
子どもから大人まで幅広い年齢層が楽しめる内容で、家族連れや団体にも人気です。
沖合200m先に防波堤が設置されており、悪天候でも多くのプログラムが実施可能で、年間を通じて催行率が高いのも魅力です。
場所 | もとぶ元気村 |
住所 | 沖縄県国頭郡本部町浜元410(MAP) |
営業時間 | 8;00〜17:00 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
熱帯ドリームセンター
もう一つの穴場スポットは、海洋博公園にある熱帯ドリームセンターです。
熱帯ドリームセンターは、沖縄・海洋博公園内にある植物園で、広大な敷地と多彩な展示、沖縄の自然や植物の魅力を存分に体感できるスポットです。
建物は古代遺跡を思わせるデザインで、広い中庭や回廊もあり、非日常的な雰囲気を楽しめます。
熱帯・亜熱帯の珍しい花や果実を楽しめる施設で、特に2,000株以上のランが常時展示されているのが最大の魅力です。
また、世界最大の果実「パラミツ」や大型の浮草「パラグアイオニバス」など、珍しい植物も見られます。
5つの温室があり、それぞれテーマに沿った展示(胡蝶蘭、カトレア、バンダなどのラン、熱帯果樹、熱帯水生植物など)を行っています。
アロワナなどの熱帯魚や、日本最大の蝶「オオゴマダラ」など、南国ならではの生き物も観察できます。
高さ36mの遠見台(展望塔)がシンボルで、頂上からは沖縄の美しい海(東シナ海)を一望できます。
近くには海洋文化館ありプラネタリウムが見られたり、おきなわ郷土村では、琉球王国時代の沖縄の村落が見られたりします。
場所 | 熱帯ドリームセンター |
住所 | 沖縄県国頭郡本部町石川424番地(MAP) |
営業時間 | 8:30~17:30(10月〜2月) 8:30~19:00(3月〜9月) |
料金 | 大人、760円 中学生以下、無料 |
名護パイナップルパークやトロピカル王国okinawaフルーツらんどではなく、その近くにある!?
沖縄といえば、パイナップルやマンゴーなどの南国フルーツ。
名護パイナップルパークやトロピカル王国okinawaフルーツらんどに行き、南国のフルーツも見たり、食べたりして楽しむのも良いし、もし時間の余裕があれば、季節限定(5月〜6月)になりますが、名護パイナップルパークから約5.5km離れた「よへなあじさい園」に行くことをオススメします。
よへなあじさい園
アジサイ??
沖縄でアジサイのイメージを持っている方は少ないと思いますが、とても素敵なあじさいが毎年見られるスポットとなっています。

よへなアジサイ園には、約1万株・30万輪以上のアジサイが山の斜面を埋め尽くし、まるで「ブルーのじゅうたん」のような景観が広がります。また、アジサイの種類は40種以上あり、青や紫、ピンク、白など多彩な花色が楽しめます。
遊歩道が整備されており、40分ほどかけてゆっくり散策出来たり、園内にはあるカフェで地元フルーツのドリンクやスイーツを楽しみながらアジサイを眺められます。
場所 | よへなアジサイ園 |
住所 | 沖縄県国頭郡本部町伊豆味1312(MAP) |
営業時間 | アジサイの開花状況によって毎年異なりますので、公式サイトを確認して行くことをおすすめします。 |

嵐山展望台(あらしやまてんぼうだい)
嵐山展望台(あらしやまてんぼうだい)は、名護市呉我に位置する北部の穴場的な展望スポット。こぢんまりした展望台から望む、羽地内海をはじめとする絶景が最大の魅力です。

1.羽地内海のパノラマビュー
展望台からは、羽地内海(はねじないかい)に浮かぶ小島や屋我地島が360°見渡せ、まるで「沖縄の瀬戸内海」あるいは「沖縄の松島」と称される美しい海景が広がります。
2.古宇利島&ワルミ大橋も同時に一望
南に目を向ければ、ワルミ大橋とその先の古宇利島、さらに天気次第では伊平屋島・伊是名島まで見渡せる、抜群の眺望です。
3.四季折々の田園風景が美しいアプローチ
展望台までの道沿いには、パイナップル畑やさとうきび畑、茶畑などが広がり、ドライブしながら本島北部らしい農村の風情も楽しめます。
4.無料&こじんまり、穴場感たっぷり
市営の小規模な展望台(収容約20名)で、利用料・駐車場ともに無料。特に混雑せず、のんびり絶景を独り占め出来ます。
5.写真映えスポットも完備
展望デッキや階段部分など、絵になる構図が豊富。インスタ映えするフォトスポットとしても人気です。
【おすすめポイントとワンポイントアドバイス】
おすすめポイント | ワンポイントアドバイス |
晴れた日の訪問が絶対おすすめ! コバルトブルーの海と小島のコントラストが映える快晴時に、心ゆくまで景色を楽しめます。 | アクセスは基本レンタカー推奨 駐車場完備で車でのアクセスが便利。バス利用もありますが、便数が少ないので事前確認をおすすめします。 |
田園風景との組み合わせを味わう。 パイナップルやさとうきび畑を眺める軽い散策も一緒に。展望台へのアプローチも魅力の一部です。 | 規模は小さいので混雑に注意 展望台自体は小さいため、グループでの訪問時は交代でゆっくり景色を楽しむのも良いです。 |
周囲の人気スポットとセットで楽しめる。 古宇利島はもちろん、今帰仁城址、美ら海水族館、本部そば街道などへのドライブコースに組み込むと、充実した北部旅になります。 | 天候に左右されやすい 曇りや雨の日は景色の美しさが半減しやすいので、天気が良い日を狙うのがベストです。 |
【まとめ】
嵐山展望台は、知名度は高くないものの「沖縄八景」に数えられるほどの絶景スポット。静かに、贅沢な景色を味わいたい人、写真好きの人、ドライブ旅のワンポイントに最適です。ぜひ晴れの日のドライブ途中に、自然と海の調和を感じる時間を過ごしてみてください。
場所 | 嵐山展望台 |
住所 | 沖縄県名護市呉我1460-2(MAP) |
営業時間 | 24時間 |
古宇利大橋ではなく、その近くにある!?
沖縄本島北部にある橋といえば、古宇利大橋を思い浮かべる方も多くいると思います。古宇利大橋は全長1,960mの橋。県内では通行無料の橋としては2番目に長い橋です。橋の両側にはエメラルドグリーンの海が広がり、人気の観光スポット。
そして、橋を渡ったところにある古宇利島には、古宇利ビーチや古宇利オーシャンタワー、ハートロックなどの有名な観光スポットがたくさんありますが、今回は、古宇利島にある「TRUE BLUE OKINAWA」をオススメします。
TRUE BLUE OKINAWA
TRUE BLUE OKINAWAは、海洋プラスチック問題に「楽しく・おしゃれに」アプローチしながら、アップサイクル体験と環境教育を両立した新しい形の工房です。
TRUE BLUE OKINAWAでは、海に落ちている海洋プラスチックごみを回収したアート作品、アクセサリー作りなどの体験が出来る工房やショップです。
素敵な体験と素敵な作品に出会えると思います。
アップサイクル | ビーチクリーンで回収した海洋プラスチックを洗浄・分類し、アートや雑貨へと生まれ変わらせています。 |
体験型 | アクセサリーやランプシェード作りなど、子供から大人まで楽しめるワークショップを開催。自分だけのオリジナル作品を作れます。 |
環境教育 | ものづくり体験を通じて、海洋ごみや環境問題について楽しく学べる。SDGsやリサイクルの重要性を体感出来ます。 |
素材集めも体験 | ビーチクリーン活動を“素材集め”と捉え、色や形が一点物のプラスチックを活かしています。 |
旅行の思い出やお土産にも最適で、家族連れや環境問題に関心がある人に人気のスポットです。
場所 | TRUE BLUE OKINAWA |
住所 | 沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利385(MAP) |
営業時間 | 10:00〜18:00 |
チグヌ浜(はじまりの洞窟)
チグヌ浜(はじまりの洞窟)は、沖縄本島北部・古宇利島にあり小さな天然ビーチ。古宇利島北部の神話にちなんだ洞窟スポットです。観光マップには載りにくい隠れたパワースポットで、自然探検気分が味わえます。
1. 琉球神話の「人類発祥の地」
古宇利島は琉球神話における人類発祥の地とされ、ここ洞窟は「沖縄版アダムとイブ」が住んでいた場所と伝えられています。
地元では大切にされている聖地で、近年も訪問者から「パワースポット」として愛されています。
2. 透明度抜群の海と自然美
エメラルドグリーンの美しい海と白砂が魅力の小さなビーチ。シュノーケリングや磯遊びにも向いていますが、泳ぐよりも景色を楽しむ方がおすすめ。
洞窟から見える海の鮮やかさは写真映え抜群で、メディアでも絶賛されています。
3. コンパクトでもインパクト大の絶景スポット
チグヌ浜は小型の天然ビーチ。満潮時には砂浜が隠れるほど小さいですが、岸辺の岩上からの眺望は圧巻。
洞窟横の岩場に石碑があり、そこから古宇利大橋や海の大パノラマが楽しめます。
【おすすめポイントとワンポイントアドバイス】
おすすめポイント | ワンポイントアドバイス |
写真撮影最大化 洞窟の木陰から海を眺めるフレームに構成すると、絵になる絶景写真を撮れます。 | アクセス方法 駐車場がなく、古宇利ビーチなど近隣の駐車場から徒歩10分ほど(「古宇利ふれあい広場」などに駐車がベスト) |
神話への想いを馳せる 静かな環境で、ゆっくり琉球神話の物語に思いを巡らすのも贅沢な時間。 | 地形と安全 岩場や急な階段があるため、滑りにくい靴、濡れてもいい服装がおすすめ。特に子連れや足元が不安な方は注意が必要です 。 |
周辺めぐりとセット楽しめます。 古宇利オーシャンタワーやハートロック、ティーヌ浜など、古宇利島の他スポットとも合わせると充実の散策ルート | 設備について トイレ・シャワー等一切なし。あくまで“見学・参拝・写真撮影”向き。海水浴やマリンアクティビティには向いていません。 |
【まとめ】
小さくても深く、古宇利島ならではの物語と景色が楽しめるはじまりの洞窟。自然と神話と調和した独特の雰囲気を味わいたい方にぴったりの隠れスポットです。ぜひ静かな時間を味わいに訪れてみてください。
場所 | チグヌ浜 |
住所 | 沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利古宇利島(MAP) |
営業時間 | 24時間 |
運天森園地展望台
運天森園地展望台は、今帰仁村運天の高台にある知る人ぞ知る穴場スポットで、古宇利大橋や屋我地島、ワルミ海峡などを一望できる絶景ポイントとして人気です。
1.パノラマ絶景ビュー
展望台の高台からは、古宇利大橋を真正面に望み、右手にはワルミ大橋とワルミ海峡、眼下には屋我地島まで見渡せる観光の名所です。
人気スポットに向かう観光客を眺めながら、あえて“外から見る旅”を楽しめるのも魅力です。
2.穴場だからこその静けさ
観光客の流れから外れており、訪れる人は少なめ。“貸し切り状態”で景色と風を独占できます 。
3.整備されたアクセス環境
駐車場のスペースを完備し、無料で利用可能です。展望台までの遊歩道や東屋(あずまや)は清掃されており、安心して歩けます。
4.歴史スポットも併設
園内には百按司の古墓や、“源為朝上陸之碑”と呼ばれる歴史的記念碑が点在。史跡巡り派にも楽しめます 。近隣には1924年開通の運天トンネルなど、戦前・中世史に興味がある人にとっても見どころ豊富です。
【おすすめポイントとワンポイントアドバイス】
おすすめポイント | ワンポイントアドバイス |
誰にも邪魔されない絶景 お子さま連れやカップル、撮影したい方に特におすすめ。開放感抜群で、撮影スポットとしても良いです。 | 細い道に要注意 集落内のアクセス路はやや狭く、対向車や路肩に注意が必要 。 |
快適なアクセス 駐車場完備+展望台まで徒歩3〜5分とラクチン。ドライブの途中に立ち寄りやすい 。 | 草の伸び・季節で見晴らしが変動 展望の良さは整備状況に左右されるため、草刈り後を狙って行くのがベター 。 |
静かな自然のBGM 蝉や野鳥の声を聞きながら、海風とパノラマビューをのんびり楽しめます。 | 設備は最小限 トイレや自販機などはなく、東屋のみ。水分や日差し対策はしっかり持参しましょう 。 |
【まとめ】
運天森園地展望台は、ドライブついでに気軽に立ち寄れて、しっかり癒される絶景穴場。時間に余裕を持って、静けさと景色を独り占めしてみてはいかがでしょうか?
場所 | 運天森園地展望台 |
住所 | 沖縄県国頭郡今帰仁村運天36(MAP) |
営業時間 | 24時間 |
今帰仁城跡ではなくその近くにある!?
沖縄本島北部にある城跡といえば、世界遺産登録されている今帰仁城跡。
古代の城跡が見られる観光スポットで桜の季節になるとライトアップされた桜が魅力な場所。そんな今帰仁城跡のすぐ近くにあるのが「クバの御嶽」。
クバの御嶽

クバの御嶽(クボウ御嶽)は、沖縄県今帰仁村に位置し、琉球開闢七御嶽の一つとして知られる、非常に広大な聖域です。沖縄最大級の御嶽であり、山全体が神域として崇められる、歴史的・信仰的に非常に重要な場所です。子宝祈願の拝所や絶景スポットとしても知られています。
琉球開闢の祖アマミキヨが創ったと伝えられ、古くから神聖視されてきました。
琉球開闢七御嶽について詳しくまとめました。

登山道を進み約15分〜20分ぐらいで到着しますが、急斜面や岩場もありますので、登る時は注意が必要です。
頂上からは、今帰仁城跡が見下ろせる隠れた絶景スポットです。

場所 | クバの御嶽 |
住所 | 沖縄県国頭郡今帰仁村(MAP) |
今帰仁ハーブ園
今帰仁城跡の隣接地にある小さなハーブ園。観光客には知られていない静かなスポットで散策やハーブ観賞が可能です。
森と畑に囲まれたロケーションなので、歴史的遺構(城壁や桜とセットで楽しめます)と自然の香りが調和した癒やしのひとときを楽しむことが出来ます。
月桃(げっとう)を中心とした数十種類(ラベンダー、ミント、レモングラス、ローズゼラニウム、レモンバーム、そして沖縄らしい月桃)など10種類以上のハーブを自社栽培。農薬や化学肥料を極力使わず、自然の恵みを活かした栽培が特徴です。
月桃はショウガ科の植物で、美しい花を咲かせる沖縄の代表的なハーブ。今帰仁ハーブ園では、この月桃を独自の蒸留法で精油やハーブウォーター、ハーブティーなどに加工しています。
月桃精油は薬効や香りの高さで知られ、アロマユーザーや地元の人々に人気。また、月桃精油の蒸留体験ができるのも大きな魅力で、体験は事前予約制。体験後はお土産ももらえるため、観光客にも好評です。
沖縄の自然と歴史を感じながら、希少な月桃精油やハーブ体験を楽しめるスポットです。
ワークショップ | ワークショップでは精油・ハーブウォーター・ハーブティーなど、自分だけのオリジナル製品を作ることができます。 |
蒸留体験 | 園内の蒸留設備を使い、月桃精油などの水蒸気蒸留体験が可能。夏休みの子どもの自由研究にも最適な体験内容です。 |
1. 地元ならではの品質
化学肥料不使用、自然育成されたハーブから得られる精油は、薬効が高く香りも濃厚。月桃精油は希少で、価格もリーズナブル。
2. 世界遺産とのセット感
今帰仁城址と併せて訪れることで、文化と癒やしが同時に楽しめます。特に冬の桜シーズンには城壁と桜、ハーブの香りが調和し、贅沢な体験に。
3. 豊富な体験メニュー
精油蒸留以外にも、ハーブティー作りやハーブウォーターづくりなど、体験型メニューが複数。お土産や思い出づくりにもぴったりです。
場所 | 今帰仁ハーブ園 |
住所 | 沖縄県国頭郡今帰仁村今泊5101(MAP) |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
今泊の集落のフクギ並木
今泊の集落のフクギ並木は、今帰仁城の麓、昔ながらの沖縄らしい原風景が色濃く残る静かで美しいスポットです。ノスタルジックな雰囲気が漂い、歴史散歩にぴったり。国の重要文化的景観にも登録されています。
歴史と景観の背景
今泊は、琉球王国・今帰仁城の城下町「今帰仁」+「親泊」だった集落が、1600年代の薩摩侵攻を機に海沿いへ移転し、明治に合併されて誕生しました。
海風や台風から家屋を守るため、フクギを屋敷林として各住宅や集落周囲、海沿いに植えて防風林の役割を果たし、集落全体が緑に覆われています。
1.碁盤目状の路地
プウミチと呼ばれる直線の道(幅8–11 m、長さ約250 m)はかつて馬場。周囲にはフクギが立ち並び、緑のトンネルが続きます。
2.屋敷林・村抱護・浜抱護
個々の家・集落・海沿いを守る多重構造の防風帯構成は、琉球の生活思想「抱護」に基づく伝統的景観です。
3.国の重要文化的景観
2019年、「今帰仁村今泊のフクギ屋敷林と集落景観」として文化的景観に指定。戦後に失われつつあった沖縄の原風景を今に伝えています。
【おすすめポイント】
ノスタルジックな散策路 フクギの木漏れ日と涼しい風が心地よく、ゆったりとした時間が流れる中をのんびり歩けます。 |
歴史遺構が点在 プウミチ沿いの300~400年樹齢「コバテイシ(クバの大木)」、旧ノロ(女性司祭)の屋敷「フプハサギ」、古井戸や旧登城道など歴史に触れるスポットも豊富。 |
海辺とのつながり 集落の北側には「シルバマ」と呼ばれる白砂の浜があり、浅瀬(イノー)越しに海とフクギが織りなす風景も楽しめます。 |
静かな環境 備瀬(本部町)のような賑わいがなく、地元の雰囲気に馴染む本物の沖縄を感じられます。 |
コンパクトで歩きやすい 集落の散策はゆっくり歩いても1時間ほど。今帰仁城と合わせての散歩にもぴったり。 |
場所 | 今泊の集落のフクギ並木 |
住所 | 沖縄県国頭郡今帰仁村今泊3074(MAP) |
営業時間 | 24時間 |
21世紀の森公園ではなく、その近くにある!?
21世紀の森公園や21世紀の森ビーチから約2.5km離れた場所にある「屋部区集落」をオススメします。
屋部区集落
沖縄本島北部のフクギ並木といえば、備瀬のフクギ並木が有名ですが、屋部区にもフクギ並木があり、備瀬のフクギ並木とはまた違った雰囲気で、ゆっくりのんびり散策するのも楽しいです。
屋部区には、屋部の久護家、フクギ並木、凌雲院(屋部寺)などがあります。
沖縄県名護市屋部にある寺院で、正式名称は「凌雲院」ですが、「屋部寺」として広く知られていて、琉球七観音の一つに数えられています。
1906年(明治39年)建築の旧家で、屋号「久護」がそのまま集落名になるほど地域の中心的存在で沖縄戦の戦災を免れた貴重なお屋敷です。
沖縄県指定有形文化財で、現在も住居として使われています。
本尊は薬師如来像で、ほかに延命観音像、地蔵菩薩像、釈迦如来像など計七体の仏像が安置されています。病気平癒や健康祈願、心身安楽、長寿、子宝祈願などにご利益があるとされ、健康面に不安を抱える人やその家族が多く参拝します。
「ヤブ医者」の語源がこの屋部寺に由来するという説があり、かつて中国から来た無免許の名医が多くの人を救ったことに由来します。
琉球七観音について詳しくまとめました。

もう一つの穴場スポットは、轟の滝(とどろきのたき)です。
轟の滝
沖縄県名護市にある轟(とどろき)の滝は、観光地近くにありながらも静かで自然豊かな穴場スポット。
アクセス抜群&整備された公園 | 許田ICから車で約5~10分、駐車場から徒歩3~5分で滝までアクセス可能な見晴らしの良い遊歩道が整備されています。 園内は2017〜18年にバリアフリー対応にリニューアル。車いすやベビーカーでも安心です。 |
滝のスケールと自然の美しさ | 滝の落差は約28〜30m。高さのある一枚岩から水が勢いよく流れ落ち、迫力ある景色を楽しめます。 滝の背景には、1,500万年前のマグマが固まったとされる巨大な一枚岩(約80m)も存在し、自然の偉大さを体感できます。 |
家族連れにも嬉しい水遊びスポット | 滝壺の下流は浅く穏やか(大人の膝程度)、小さな子どもでも安心して水遊びが楽しめます。 無料シャワー、トイレ(洋式)、更衣テントなどの設備が整っており、家族でまる一日楽しめる設計です。 |
散策路でヤンバルの森を堪能 | 遊歩道にはヘゴやシダなど南国らしい植物が豊富で、森林浴や蝶・鳥・エビ・カニなどの生き物観察もできます。 散策路横には、昔の集落の面影を感じさせる猪垣(ししがき)跡や用水路なども点在しています。 |
場所 | 轟の滝 |
住所 | 沖縄県名護市数久田 |
営業時間 | 9:00〜18:00 |
入園料 | 大人、200円 小学生〜高校生、100円 |
まとめ
沖縄本島北部には、古宇利島や美ら海水族館といった有名観光地だけでなく、地元の人たちに愛されている静かで癒される穴場スポットが点在しています。今回ご紹介した場所は、いずれもアクセスが良く、観光のついでに気軽に立ち寄れるのが魅力です。
沖縄旅行が初めての方も、リピーターの方も、ぜひ次の旅では有名スポットの“すぐ近くにある特別な場所”へ足を延ばしてみてください。
沖縄のイメージが変わったり、新しい発見に繋がると思います。
今回紹介した場所が少しでも皆さんの参考になれたら嬉しく思います。
あなたの沖縄旅が、もっと自由でもっと深くなるきっかけになりますように。
最後まで見て頂き、ありがとうございました。

有名な観光地の近くにも、こんな楽しそうな場所がたくさんあるんだね。
今度は、そういった穴場スポットにも行ってみようと思うよ!