【夜泣きの原因と対策】年齢別の改善方法とセルフケア

保育士パパの子育て
Screenshot

はじめまして!
男性保育士として10年以上。0〜5歳児の保育現場に関わってきた現役保育士パパのyuppiです。

毎日の子育てお疲れ様。
毎日頑張っているママ・パパが、このブログを通してちょっとでもラクになれたら。
そんな気持ちで毎日ブログを書いています。

夜泣きがキツいです。
毎日寝不足・・・。

夜中に突然の泣き声で飛び起きる。
「また夜中に泣き出した…」
「疲れているのにまた寝かしつけ…」
やっと寝たと思ったら突然の夜泣きで親も寝不足でヘトヘトになりますよね。

夜泣きは親の睡眠も心も削るけれど、原因を知って対応を工夫すれば、少しずつラクになります。ここでは「原因の見立て」「今夜すぐ使える対処法」「年齢別のポイント」「いつ専門家に相談するか」まで、実践的にまとめています。

この記事はこんな方におすすめ

  • 0〜3歳の子どもを育てているママ・パパ
    夜泣きで生活リズムが崩れている、どう対応したらいいか分からない方。
  • 夜泣きについて知りたい。
    「泣く理由が分からない」「私の育て方が悪いの?」と悩んでいる方。
  • 夜泣きの対応方法や対策ポイント知りたい方。
    年齢別の対応方法や具体的なセルフケアを参考にしたい方。

夜泣きとは?

夜泣きとは、明確な理由が見つからないのに、赤ちゃんや幼児が夜中に突然泣き出し、なかなか泣き止まない状態を指します。

日中は機嫌が良く元気でも、夜中になると何度も起きて泣くのが特徴です。授乳やオムツ替えをしても泣き止まないことが多く、親も対応に困ることがあります。

夜泣きが起こりやすい時期

【生後6か月〜1歳半頃がピーク】
この時期は脳や神経が急速に発達し、睡眠サイクルが安定していません。また、歯の生え始めや分離不安など、夜間覚醒のきっかけが増えるため、夜泣きが起こりやすくなります。

【個人差が大きい】
生後4か月頃から始まる子もいれば、1歳過ぎてから本格的に夜泣きが始まる子もいます。

夜泣きはいつまで続くの?

多くは生後6か月〜1歳半頃に見られ、成長とともに減っていきますが、個人差があり3歳頃まで続く子もいます。

一般的には1歳半〜2歳頃までに落ち着く子が多いです。
ただし3歳近くまで続く場合もあり、特に神経質なタイプや生活リズムが乱れやすい子は長引く傾向があります。

成長とともに脳の発達が進み、昼夜の区別や自力で眠りに戻る力がつくことで、自然と減っていきます。

夜泣きと夜間授乳・夜間覚醒の違い

夜間授乳空腹を満たすための目覚め(特に0〜6か月頃)
夜間覚醒浅い眠りの周期で一時的に目覚めるが、自分で眠りに戻れる。
夜泣き理由なく長時間泣き続け、あやしてもなかなか寝付けない。

夜泣きは一時的なものであり、子どもの成長過程の一部です。ただし、長期化して親の心身に影響が出る場合は、早めに対応や相談を検討しましょう。

夜泣きの主な原因とは?

夜泣きには明確な1つの理由があるわけではなく、複数の要因が重なって起こるケースがほとんどです。特に多く見られる4つの原因。

生理的要因(体の不快感や変化)

空腹
夜間授乳が必要な時期(特に0〜6か月)は、空腹で泣くことが多い。
オムツの濡れ
湿った感触やかゆみで覚醒。
歯の生える痛み
歯ぐきのむず痒さ・痛みで眠りが中断される(6か月〜1歳半頃に多い)。
体調不良
発熱・鼻づまり・湿疹など。
対策のヒント
就寝前の授乳量やオムツ交換のタイミングを見直し、歯のむず痒みには歯固めや冷やしたタオルを活用しましょう。

赤ちゃんや幼児の体調や成長による変化は、夜泣きの大きな引き金になるのですね。

発達的要因(脳や神経の成長)

睡眠サイクルの未成熟
大人より短い周期で眠りが浅くなりやすい。
分離不安
ママやパパがいないことに不安を感じる(8〜18か月がピーク)
夢やイメージ
脳の働きが活発になり、夢を見て目覚めることも。
対策のヒント
寝かしつけ前にたっぷりスキンシップをとり、暗く静かな環境を保とう。

赤ちゃんの脳は生後急速に発達し、睡眠サイクルが安定するまで何度も目を覚ますことがあるのですね。

環境要因(眠りを妨げる外的刺激)

明るすぎる照明や街灯の光
外の物音や生活音
室温・湿度の不快さ(夏の暑さ・冬の乾燥)
対策のヒント
遮光カーテン、静音家電、加湿器や冷暖房で快適な室内環境を整えることが大切です。

眠りを妨げる要因をなるべく減らすことから始めてみようかな。

心理的・習慣的要因(寝かしつけパターンの影響)

抱っこや授乳でしか眠れない
夜中に目覚めた時も同じ条件を求めて泣く。
寝かしつけの時間が毎日バラバラ
眠るリズムが崩れやすい。
寝る前の刺激
スマホ、テレビ、激しい遊びなど。
対策のヒント
毎日ほぼ同じ時間・手順で寝かしつけ、徐々に「自分で眠る」習慣をつけましょう。

テレビや携帯をどうしても見てしまうよ。
寝かしつけの習慣に気をつけていく必要があるのですね。

1.体の不快感(生理的)
2.脳や神経の発達(発達的)
3.部屋や外の影響(環境的)
4.習慣や心理(心理的)
この4つが組み合わさって起こります。
原因を一つひとつ切り分けて考えることで、改善へのヒントが見えてきます。

今夜からできる!夜泣き対応5ステップ

夜泣きは原因が複雑ですが、対応の流れを決めておくことで焦らず動けます。基本形の5ステップを紹介します。

【ステップ1】
まず安全確認
・呼吸や発熱・嘔吐などがないか。
・布団や枕で窒息しそうになっていないか。
・部屋の温度や湿度が適切か(夏は26〜28℃、冬は20〜22℃目安)
・オムツが汚れていないか。
【ポイント】
泣いている時こそ冷静にチェック。
【ステップ2】
声かけ・やさしいタッチ
・「大丈夫だよ」「ここにいるよ」と落ち着いた声で伝える。
・背中を軽くトントンして安心感を与える。(触れ方は「安心」を与える程度)
【ポイント】
大きな声であやすより、静かで低めの声の方が赤ちゃんは落ち着きやすいです。
【ステップ3】
授乳やミルクで空腹対策
・0〜6ヶ月は夜間授乳が必要な場合が多い。
・1歳以降でも空腹が原因なら少量のミルクや麦茶を与える。(お腹が空いていそうなら短く授乳かミルク。あくまで短時間で)
【ポイント】
寝る直前に満腹にしすぎると逆に眠りが浅くなる場合も。
【ステップ4】
抱っこ・ゆらしで安心させる
・ゆったりしたリズムで抱っこし、心臓の鼓動が感じられる距離で安心感アップ。
・激しく揺さぶるのはNG(揺さぶられ症候群の危険あり)
【ポイント】
抱っこひもを活用すると腕の負担が軽減
【ステップ5】
眠りに戻す環境づくり
・照明は極力暗く。
・テレビや音は消す。
・同じ寝かしつけルーティンで再入眠を促す。
明かりは最小限、声は低めで落ち着いて話す(光・高音は覚醒を強める)。
【ポイント】
夜中に遊んでしまうと覚醒リズムが崩れます。

30分以上泣き続ける異変がある場合は受診を検討した方が良いのかな。

【夜泣き】年齢別の特徴と対策ポイント&グッズ

おおむね0〜3ヵ月

【おおむね0〜3ヵ月の特徴】
・夜と昼の区別が未成熟。
・昼夜逆転しがち。
おおむね0〜3ヶ月の夜泣き対策
・この時期の赤ちゃんは昼夜の区別がまだできません。昼間はしっかり光を浴びさせ、活動的に過ごしましょう。
・夜は照明を落とし、会話も静かに短くすることで「夜は静かな時間」と覚えさせることがポイントです。
【おすすめグッズ】
・遮光カーテン(昼夜逆転防止)
・調光式ナイトライト(夜間授乳に便利)

【おおむね4〜6ヶ月】

【おおむね4〜6ヶ月の特徴】
・睡眠サイクルが整い始める時期。
【おおむね4〜6ヶ月の夜泣き対策
・昼寝の長さを調整し、就寝ルーティンを確立。
・夜間授乳は段階的に間隔を伸ばす工夫をする。
昼寝は午後長く取りすぎない。
・就寝ルーティン(例:お風呂→授乳→絵本→就寝)を固定。
・夜間授乳は少しずつ間隔を伸ばす。
【おすすめグッズ】
・ベビー用スリーパー(夜間の冷え防止)
・肌触りの良いガーゼケット

【おおむね7〜18ヶ月】

【おおむね7〜18ヶ月の特徴】
・分離不安が増える時期。
【おおむね7〜18ヶ月の夜泣き対策
・就寝前のスキンシップで安心感を作り、寝かしつけはルーティン化する。
・徐々に自立入眠を促す練習をしていく。(抱っこから布団へ移してトントン)
・分離不安対策として就寝前にたっぷりスキンシップする。
おすすめグッズ
・洗えるぬいぐるみ(抱きしめて眠れる)
・歯固めリング

【おおむね1歳半〜3歳

【おおむね1歳半〜3歳の特徴
・夜恐怖や想像による目覚めが出ることもあります。
【おおむね1歳半〜3歳の夜泣き対策
・おはなしやぬいぐるみで安心を与えつつ、夜中は短時間の対応で済ませる。
おすすめグッズ
・寝かしつけ用絵本
・子ども向けオルゴールCD

夜泣き改善のためのチェックリスト

①昼寝は長すぎないか?
②就寝前の刺激が強くないか?(スマホ・テレビ等)
③暗さや室温は快適か?(約20〜25℃が目安・季節で調整)
④食事や授乳のタイミングは適切か?
⑤歯の生え始め・発熱など体調に問題はないか?
・昼寝は長すぎないか?
・就寝前の刺激が強くないか?(スマホ・テレビ等)
・暗さや室温は快適か?(約20〜25℃が目安・季節で調整)
・食事や授乳のタイミングは適切か?
・歯の生え始め・発熱など体調に問題はないか?

寝かしつけルーティン(例:就寝30分前〜就床)

【30分前】照明を落とし、活発な遊びは終了し穏やかな雰囲気をつくる。
【20分前】ぬるめの入浴(季節により調整)。
【10分前】授乳や軽いミルク、パジャマ替え、オムツ確認。
【5分前】絵本1冊(短い)+ひとつ歌(短め)。寝室は暗めで静かに。
【就床】布団に置くときは抱っこからゆっくり離す、トントンや低い声で安心を残す。

毎日ほぼ同じ順番・時間で行うことで「眠りのリズム」を作ることが大切なんだね

イライラしそうなときのセルフケア

【親の睡眠と心を守るセルフケア】
・夜泣き対応は交代制にする。
・昼間に10分の仮眠をとる。
・深呼吸や温かい飲み物で気持ちを切り替える。
・「今だけ期間限定」と思い、記録をつける(夜泣き頻度が見えると気持ちが楽になる)。

夜泣き対応は心身に大きな負担がかかります。自分を守るケアも同時に行いましょう。

①完璧主義をやめる
部屋が多少散らかってもOK。「睡眠>家事」と割り切ることが大切。
②ワンオペを避ける
パートナーや家族に夜の対応を分担してもらう。
ネット・SNSで吐き出す
同じ経験をしている人とつながることで孤独感が減ります。
寝不足対策
昼間の短時間仮眠(10〜20分)でも疲労回復効果あり。
専門機関への相談
小児科や助産師、地域の子育て支援センターを頼る。
長引く夜泣きや体調変化がある場合は医療機関へ。

こんなときは医師や専門家へ相談を

・泣き方が普段と違う(息づかい・ぐったり感がある等)。

・発熱や嘔吐、飲めない・飲み込みにくいなどの症状がある。

・夜泣きが長期(数か月)で親子ともに極端な疲労や日常生活に支障が出ている。

・睡眠時無呼吸や痙攣の疑いがある場合。

まとめ

夜泣きは親にとって辛いけれど、多くは成長とともに落ち着きます。大切なのは「親が少しでも楽になる工夫」と「子どもの安心感」を両立させること。小さな変化を続ければ、夜が少しずつ穏やかになります。

夜泣きは成長の一過程ですが、親にとっては大きな負担です。原因を知って年齢に合った対応をすれば、少しずつ改善に向かいます。無理をせず、グッズや周囲のサポートを活用しながら、親も子も穏やかな夜を取り戻しましょう。

今出来ることを少しずつやっていきながら、あまり考えすぎず、長い目で見守っていきますね。

タイトルとURLをコピーしました